◎◎2023年12月08日 (金) 「そば打ち体験」◎◎


 

日時:2023年12月08日(金)10:00から12:30

場所:クロスパル高槻 3階 "食の工房"

講師:多田(ただ)貴子(たかこ)さん 

   他 サポーター:六甲・神戸益田屋そば打ちのメンバー3名

 

1.講師紹介

 

・全麺協5段認定者

・西宮そば打ち同好会員

・現大阪府民カレッジ・池田校DR

2.道具 

・木鉢  ・ふるい  ・延し板 ・麺棒(数本)

・切り板 ・そば包丁 ・こま板 ・生舟(切ったそばをいれる箱)・はけ&塵取り

 

3. 材料 

・そば粉 ・つなぎ(中力粉)・打ち粉(そば粉)

  ☆二八そば(普通のそば)の場合

  そば粉 8に対してつなぎ 2 の割合 例:そば粉-800gにつなぎ-200g

 

・水(ミネラルウォーター) 粉合計の半分の量 1,000gの粉なら500g

 

参考:十割(じゅうわり)そば:つなぎを使わずそば粉だけで作るそば 

 つなぎを使う二八そばなどと区別するために生そば(きそば)などとも呼ぶ 

 そば粉には麺としてつなぐ粘りのある成分が少ないため、十割そばを打つのには高度な技術が必要


多田先生からの挨拶・紹介後、先生の講義が始まった。皆、食い入るように真剣に聴講しました。

4.作り方:

・「ふるい」がけで両粉のゴミをとる

・「水回し」--一番重要な部分

 数回の加水で両粉と水がよく混ざること-->良い塊になる

・「くくり・こねり」--これも重要  塊を良く練り、良く練り、よりよい麺塊/麺材をつくる

 

・「菊ねり」--麺塊から空気を出す

・「鏡だし/地延ばし」--麺塊を円形状にする

・「丸出し/四つ出し」--円形から四角形にする

・「本延ばし」--厚みを均等にする

 

・「畳み」--切る前の形へ仕上げる

・「切り」--太さ/厚み(約1~2mm)に包丁できる->そば麺が完成

 

・「ゆがき」

 ・沸騰した湯に一束(約100g)のそば麺をいれる

 ・菜箸でそば麺を「八」の字のように描き、ゆがく

 ・2回目の沸騰でできあがり(約30秒から1分)ざるに取り出し、水洗い-->しっかり水をきる


問題:なぜ、「そば打ち」というか?(諸説あり)

蕎麦は「作る」とはいわず、「打つ」といいます。

 

・古い資料には木槌で叩いて延ばしていたようです

・真上から叩く、打つに近い動作があるから(打つ)という意見もあります

・日本に伝来した中国では、餅を作ることを(打ち餅)、更に 麺を作ることは(打ち麺)といったりするそうです

 

◎一口メモ:

日本のそばの生産・収穫県は:北海道、山形、長野、秋田

世界のそばの生産国は:ロシア、中国、ウクライナ  日本は6位  (今、ロシアとウクライナは戦争状態 そのため、そば粉 入手少なし) 


「さあ、多田先生から教わったように、できるかな? スタートです」(そば打ち実施工程)

「作った”そば”は、帰宅後、ご家族でご試食ください」


「準備されていた「そば麺」はゆがかれ、「さあ、つゆと薬味でめしあがれ!!」  

「ああ、美味しかった。3杯も食べたよ」「仕上げは、そば湯を入れて飲んでみよう!!」 「これも美味しい!!」            


「後記」

・そば粉への水量の入れ方、こね方、延ばし方、切り方、茹で方と「そば打ち」って奥深い食べ物

 茹で方:1本の麺を取り出し、硬さを確認し再度、茹でるなど

 

・粉から-->水を加え-->混ぜ合わせ-->円にして-->四角にして-->畳ん ようやく準備が完了

 各工程:どれもこれもが重要!! 手を抜くと「手抜きそば」になっちゃう。

 自己流では、美味しいものができないな。まず、基本を教わり、その後、自己流にしたほうがいいかな?

  ------------------------------

「追記」:持ち帰った「そば」 茹でて、試食しました。「不揃いの太さの”そば” そして、ぶつぶつと切れた”そば”でした」

先生たちが準備してくれた「そば」は、美味しかった!!

 

 ==================================

道具、材料&具材を揃えて、そばづくりでなく「そば打ち」に挑戦。その後、有段者検定に挑戦してはどうですか?   (O.S)

 

PS: ご参考:多田先生の「あなたもそばを打ってみませんかの内容がYoutubeにアップされていました。

アクセスしてみてはどうですか?

https://www.youtube.com/watch?v=AovnXufy5ho